3クル(サンクル)のコンセプトである
「恋愛した相手と結婚するのではなく、結婚した相手と恋愛をする」
というもの。
これについて、
「『結婚した相手と恋愛をする』って言っても、恋愛が出来なかったらどうなるのでしょうか?」
というご意見をいただきました。
たしかに、
「とはいえ3回会っただけで結婚して、その相手と恋愛できなかったらどうしよう」と不安になるのは分かります。
ただ、ちょっと視点を変えた意見にはなりますが、その不安って、「大好きな相手と恋愛結婚をしたけど、大好きな気持ちが無くなったらどうしよう」という不安と同種ではないでしょうか。
結婚前の気持ちと状況に違いはあれど、恋愛の気分を持った結婚生活が送れるのかって、どっちも分からないものです。
ただ、そのときに大事なのって、「どうなるか」という環境や他者への依存ではなく、「どうするか」という自分の思いや覚悟のほうだと思うんです。
これは良く言われている言葉ですが、
物事を決めたときは、それが正しいかは分からない。
だから、それが正しいものになるように一生懸命行動することが大事。
ということ。
この人で良かったのかどうかなんて、ぶっちゃけ結婚したときには分かりません。
大切なのは、
この人で良かったと思えるように一生懸命行動すること。
その気持ちも行動もなければ、どんなに大好きな相手と恋愛結婚をしたところで、その相手と恋愛関係を続けることはできないし、結婚生活も続けることはできなくなります。
「うまくいくか?」って不安がっているだけじゃどんな状況も不安なほうに進むし、「うまくいかせる」の思いをしっかり持っていればちょっとくらいの逆境跳ねのけ幸せなほうに進んでいく、そういうことなんです。
これはちょっと苦言になりますが、「うまくいかせる」という思いを持てない人が、結婚をするときに恋愛に依存しすぎる傾向もあると思っています。
結婚するかどうかの覚悟が決まらないから、「好き」っていう気持ちをその覚悟に置き換えようとしているということ。
「好き」っていう気持ちを大切にするのが悪いのではなく、自分の気持ちに自信を持てないから「好き」を理由にしようとする、そのことは自分の人生を間違った方向に進めていくようになります。
「好き」という気持ちが不要とかいうことじゃなく、「好き」という気持ちで自分の不安や覚悟の無さを埋めようとしてはいけないということなんです。
なので、
「好き」という気持ちを持ち合って、そこに「好きでい続ける」という覚悟まで併せ持てば、それはそれで素敵なこと。
ただ、
出会ってすぐの相手に「好き」という気持ちがなかなか持てなかったり、「好き」という気持ちをもらえなかったりしたときに、そういう人は結婚してはいけないのかといえばそういうことではまったくなく、「この相手を好きになる」という強い思いを持って一緒になって、「好きになる」ように一生懸命向き合っていけば、それが自分にとっても相手にとっても幸せで有意義な時間になるということです。
そして、
お互いが「自分で決めた相手を好きになる」と強い覚悟で向き合ったときに、そこに今頭で描いている恋愛とは一味も二味も違う、強固な恋愛関係が築けていると思います。
そもそも「恋愛」っていうの自体がフワッとして確証のないものなので、そこを否定することではないですが、そこに依存し過ぎるのはちょっと心配です、というのが3クルのコンセプトになります。
念のためまとめます。
「恋愛結婚」は悪いことではないし、恋愛関係にある相手と「うまくやる」という覚悟を持って前に進むのは素敵なコト。
ただ、
「うまくやる」という覚悟が持てなかったり、「うまくいくか」って不安になってしまう、その気持ちを「好き」っていう思いで埋めようとすると、残念ながらその「好き」は長続きしないのでやめたほうがいい。
それならば、
今の時点で「好き」という思いが明確でなくても、「うまくやる」という覚悟をお互いが持って手を取り合えば、そこにはとても強い絆が生まれるし、その絆の先にふたりでしっかり培った大きな「好き」という気持ちは生まれてくるようになるでしょう。
という、そんなサンクルの想いをみなさんに伝えていきたいと思っています。
				


